乳がんのセルフチェック
2020年7月18日(土)/その他
「かさをさして歩いているとね、雨の音がリズムよく聞こえてくるんだよ」という子供の言葉にほほえましさを感じる今日この頃です。
さて、6月の当院での乳がん確定診断件数ですが、18件ありました。
国立がん研究センターによりますと、日本全国で1年間に乳がんは約92,300人が診断されます。男女別でみると、男性では1年間に約650人、女性では約91,600人です。全体のほとんどが女性における発症ですが、男性でも発症することがあります。
女性のがんの中では最も多いがんで、特に40歳代後半〜60歳代後半の罹患率が高い傾向があります。と言っています。
また、乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。ほかには、乳房にえくぼやただれができる、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出る、などがあります。
乳がんは自分で見つけることのできるがんの1つです。日頃から入浴や着替えのときなどに、自分の乳房を見たり触ったりして、セルフチェックを心がけましょう。ただし、セルフチェックでは見つけられないこともあるため、定期的に乳がん検診を受けることも重要です。
とも言っていますので、日頃から月に1回程度セルフチェックをし、変化がないか確認してみてください。
診察の中で「毎日チェックしていると、どこがしこりかわからなくなる時がある」という声もいただきます。毎日チェックしているとなかなか新しく出てきた変化なのかもともとそうだったのかということがごちゃごちゃになることがありますので、当院では月1回程度というようにお話ししています。
迷われた場合には、受診し院長にご相談くださいませ。
国立がん研究センター 乳がん情報
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/