医師になるまで

このたびは「一番町きじまクリニック」のホームページをご覧いただき
ありがとうございます。
私は医師である父・木島三夫の次男として生まれ、
幼少期には交通事故や浴槽で溺れ生死をさまよった事もありましたが、
小学校時代には生徒会長として元気に仲間を応援していました。
中学校の授業で先天性筋ジストロフィーの患者さんたちの詩集「車いすの青春」という本を先生が朗読してくれたときには、クラス中で号泣しました。
私が医師を目指した動機の一つです。
医者になって間もない頃、乳がんの患者様に、当時はまだ試験的にごく一部の大病院でしか行われていなかった乳房温存手術を出来ないかと相談されたときには、実際の治療方法と患者様の思いのギャップに驚きました。国立がん研究センター研究所では、当時発見されたばかりの乳がん抑制遺伝子であるBRCA1遺伝子の解析を行い医学博士となりました。
当院の前身である医療法人木島医院は昭和49年に父・木島三夫によって宮城県気仙沼市に開設され、
肛門外科・漢方外来を中心に診療していました。私も診療所を手伝うようになり乳腺外来と肛門外来、総合診療を担当しておりました。診療所を手伝うに際して目指した事は、患者様に優しい医療の追求でした。そこで電子カルテ、湿潤療法、経鼻内視鏡、新谷式大腸内視鏡、鼡径(そけい)ヘルニアに対する局所麻酔下メッシュ
手術、超高濃度ビタミンC点滴療法などを導入しました。
東日本大震災を経験して

東日本大震災にて診療所、住居、そして弟までも失い、失意の中やむなく
閉院いたしましたが、多くの方々のご縁とご支援により、平成24年4月
仙台市一番町平和ビル5階医療モール内に「一番町きじまクリニック」と
して再出発いたしました。当院の目標は患者様に寄り添った、暖かみのある優しい医療の追求と困難な病気と闘う患者様へ癒しのある診療の追求です。
当院のロゴは「きじま」のイニシャルKをモチーフに、震災復興を祈願して大きく飛び立つ羽をデザインしました。またロゴ全体を風になびく旗の様にして、患者様お一人お一人を応援する旗印としました。ベースカラーはピンクリボン運動と胃腸粘膜の健康色をイメージしています。
今後は地域医療の一翼を担うことができるよう、皆様の健康を応援、サポートするかかりつけ医として精進
してまいります。お気軽にお立ち寄り下さい。
一番町きじまクリニック院長 木島 穣二
経歴
- 東京医科大学卒業
- 東京逓信病院外科にて初期研修
- 東北大学第二外科(現;乳腺内分泌外科)
- 東北公済病院
- 市立酒田病院
- 公立気仙沼総合病院(現;気仙沼市立病院)
- 石巻赤十字病院
- 医療法人木島医院
- 一番町きじまクリニック開業
所属学会
- 日本外科学会
- 日本乳癌学会
- 日本大腸肛門病学会
- 日本臨床外科学会
- 日本乳腺甲状腺超音波学会
- 国際抗老化再生医療学会
- 点滴療法研究会
所有資格
- 日本外科学会外科専門医
- 日本乳癌学会認定医
- 検診マンモグラフィー読影医
- 日本医師会認定産業医
- 点滴療法研究会IVC認定医
- 航空身体検査指定医