点滴療法

ウクライン点滴療法

ウクライン点滴療法について

ウクラインは、ワシルノヴィッキー博士がクサノオウから抽出したアルカロイドに抗がん剤であるチオテパを化学的に結合させたもので開発から約30年の歴史があり、22カ国、58研究機関で研究され約200編の科学論文が発表されています。
欧州の一部とメキシコ、アラブ首長国連邦で癌の化学療法として認可され、米国、オーストリアで膵臓癌の希少疾病用薬品としての認可を得ています。

ウクラインの特徴としては、投与から数分でがん細胞に集積し、正常細胞には影響を与えず効果を発現します。
投与許容量が多く、皮下注射しても組織壊死を起こさず、血液脳関門を通過し脳腫瘍にも有効と考えられています。
また現在までのところ耐性に関する報告はありません。ウクラインは注射後速やかに腫瘍組織に蓄積し、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を誘導します。
また、血管新生阻害作用があり腫瘍の増大を抑制します。Tリンパ球やナチュラルキラー細胞を活性化してがん細胞に対する自己免疫力を増強します。

ウクラインの毒性は非常に低く、正常細胞に毒性を示す数百分の1の濃度でがん細胞を破壊することが出来ます。 副作用の少ない抗がん剤として注目を集めていますが、日本での保険適応はありません。

対象の方

  • 結腸・直腸がん
  • 乳がん
  • 膀胱がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頚がん
  • 子宮体がん
  • 口腔がん
  • 小細胞性肺がん
  • 非小細胞性肺がん
  • 頭頸部がん
  • 精巣がん
  • 様々な肉腫
  • 悪性黒色腫
  • 悪性リンパ腫

治療の流れ

投与期間:1クール 10回
点滴間隔:週3回から
所用時間:60分から

料金表

点滴内容 点滴時間 金額
ウクライン 約60分 15,000円(1回/点滴管理料含む)
その他費用

輸入費用ウクライン1クール1箱40アンプル:5000ユーロ(約100万円)

副作用について

まれに嘔吐、倦怠感、発熱、腫瘍痛を生じますが、腫瘍の壊死に伴う反応と言われています。実際には、副作用はまれです。

※ウクライン療法は健康保険の利かない自由診療です

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