
1800年代後半アメリカの外科医ウィリアム・コーリーが肉腫患者に対して丹毒を感染させて治療を試みた、いわゆる「コーリーの毒」に始まる悪性腫瘍に対する免疫療法の中で、当院ではANK免疫細胞療法をご提供いたします。
ANK免疫細胞療法はこれまで困難とされてきたNK(ナチュラルキラー)細胞の活性化と増殖の両方を実現した京都大学の研究者たちが、「増強された」という意味でA(アンプリファイド)NKと命名したものです。
NK細胞は正常細胞を攻撃せず、ガン細胞のみを攻撃しますので、人体に悪影響を及ぼす副作用(有害事象)を抑えられます。
副作用と言える症状としては、免疫の賦活による悪寒、発熱などがありますが、翌日まで持ち越す事はほとんどありません。詳しくは面談の際にご説明いたします。副作用の詳細についてはドクターにお尋ねください。これは風邪をひいた時の症状に似ていますが点滴のたびにその症状は落ち着いてきますし、免疫刺激に対する正常な生体反応ですから心配ありません。
ANK療法は、標準療法との併用が推奨されております。がんと分かったら標準治療の準備を始めると共にANK療法の併用をご検討下さい。リンパ球の採取は標準治療前の方が元気なリンパ球を採取することができます。なお、当院ではリンパ球採取は行なっておりません。リンパ球採取する医療機関をご案内致します。リンパ球採取費用は各医療機関によって異なりますが15万円から20万円前後です。
東北では当院以外にANK免疫細胞療法の届け出医療機関は見当たりません。
ANK免疫療法と超高濃度ビタミンC点滴療法との併用も可能です。
対象の方
- 乳がん
- 前立腺がん
- 肺がん
- 胃がん
- 食道がん
- 腎がん
- 肝がん
その他、肉腫、成人T細胞白血病などの白血病、あるいは悪性リンパ腫などがん全般
治療の流れ
投与期間:1クール(12回)
点滴間隔:週2回(患者様の状態にもよります)
治療時間:1回の点滴時間は60分程度(頻度は個人の症状を見ながらご相談していき決めていきます)
所用時間:90分から
点滴間隔:週2回(患者様の状態にもよります)
治療時間:1回の点滴時間は60分程度(頻度は個人の症状を見ながらご相談していき決めていきます)
所用時間:90分から
料金表
点滴内容 | 金額 |
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1クール(12回) | ¥3,960,000 |
1/2クール(6回点滴) | ¥1,980,000 |
※その他別途、カウンセリング料等が発生します。
カウンセリング料(15分)¥4,000
点滴管理料¥24,200
副作用について
発熱や悪寒
免疫賦活によるもので、風邪をひいた時の症状に似ていますが翌日まで持ち越すことほとんどありません。
感染症
注射部位での感染のリスクもまれですが、可能性があります。
※ANK免疫細胞療法は健康保険の利かない自由診療です